Dual-Wing

2回ぐらい前に現代のメディアについて斬っていくとか言っていた気がしましたが、関係の無いものが混ざっていましたね。真面目に現代のメディアについて話します。今回は重要な要素である思想についてです。

 最近右翼とか左翼とか保守とかリベラルとかテレビ新聞とかで言われてますが、ぶっちゃけ本当の意味を分かっていない人が多いと思います。説明できますかと質問してきちんと答えられる人はどれだけいるでしょうか。今回はそのお勉強です。

——保守とリベラル

 保守とは従来からの伝統・習慣・制度・社会組織・考え方などを尊重し、革命などの急激な改革に反対する社会的・政治的な立場、傾向、思想などを指す言葉です。簡単に要約すると、新しいものを沢山取り入れるより、今までの伝統を大切にしようという立場の人たちのことを言います。というのは建前でこの『保守』という考えは次の『リベラル』もそうですが、国や時代によって変わります。日本の保守は若干進歩主義的な要素もありますし、日本のリベラルは逆に保守的な要素があります。まあ割と曖昧な言葉なのです。

 リベラルは自由主義のことであり厳密に言えば保守の対義語ではありません。きちんとした対義語としては『革新主義(Progressivism)』になります。自由主義と革新主義って似たような感じに取り扱われていますが、実は全然違うものです。自由主義は僕の最初期の記事を読んでもらえばわかりますが、(https://www.musicvideoassoc.com/single-post/2017/11/02/%EF%BC%AD%EF%BC%B5%EF%BC%B6%EF%BC%A1%E9%9D%A9%E5%91%BD%E5%AE%A3%E8%A8%80%EF%BC%88%E5%98%98%EF%BC%89これ参照!!!)個人の自己決定を尊重する主義主張のことです。革新主義は政府の積極介入によって格差の是正など、現状の改変を目指す動きのことです。自由主義との違いは集団的に動きをしていることです。日本人はその辺ごっちゃにしている節があります。

現在立憲民政党の枝野さんはその辺よく分かっている人なので、自分を保守でありリベラルであるとも共産党や社民党はリベラルの定義とは違うとも言っています。これは的を得ています。社民党は社会民主主義、共産党は共産主義が理念(のはず)です。これは社会主義(socialism)社会改良主義(Reformism)と呼ばれる立ち位置であり革新主義でも自由主義(リベラリズム)でもありません。

 ちょっと話がそれましたが、さっきも言った通り日本のメディアはこの辺をごっちゃにしています。保守の対義語はリベラルとして扱っている日本のマスコミはもう少し勉強してください。

——右翼と左翼

 次に右翼と左翼の話です。そもそもこの右翼左翼はフランス革命期の国民議会で右側に保守・穏健派が、左側に共和・革新派が陣取ったことに端を発しました。現代でも同じように右翼は保守勢力、左翼が進歩派勢力として扱われる事が多いです。

 しかし、この右翼左翼は単純な政治思想を比較した時に現れるものです。経済や政策など様々な要素が絡み合っているので、原点の意味合いであるこの言葉はもう意味を成さないです。なので、○○左派とか言われたりしているのです。政治思想や経済思想を統括して並べてみたものをポリティカルコンパスとかだったりします。

 日本では「政府寄り=右翼」「野党寄り=左翼」の風潮があります。国会の席順がそうであるからいいのですが、適当に分かりやすいからでそれぞれ区分しているのではとも思います。現在の日本国政府の首班である安倍晋三は日本的に見れば右翼に見えるかもしれませんが、思想や体系を見るとどちらかと言えば進歩主義な感にも見えます。それよりかは護憲派の方がよっぽど保守的です。だから野党=右翼ともとれたりするかもしれませんね。人によってはぶちギレ案件でしょうけど。

 まあ今回はそんな現代政治思想の基本に立ち返ってみました。というのも日本的なジャーナリズムは政府を監視する事だそうなので、政府を監視するなら政治を少しは理解しないといけないだろう、という感じでこの記事を書きました。

 ぶっちゃけると僕はワイドショーがあまり好きではありません。あれのせいで政治をパフォーマンスかなんかと勘違いさせてる節があります。「よくわからんけど」で意見をのべる人がいますが、勉強してからテレビに出ろとか思います。専門家の人をたてるためとかかもしれませんが、それだったら専門家だけで十分です。

 話がそれましたが、今回はこの辺で終わります。次はいよいよ本題に近づいていきます。テーマはネット世論です。

最新記事